みたび緊急事態が宣言されました。誰に対してどんな防衛をしたいのか昨年から全く一貫性のない施策がくりかえされただけ。政治的なことに口をさしはさむつもりはありませんがあまりにお粗末なこの国の管理体制にはほとほと絶望しています。水族館劇場は「たとえ明日世界が消滅しようとも」芝居を継起しつづける生き方を撰んだ役者徒党。良識ある(そしてしばしば行きすぎたブレーキを踏む)世間にとってはある意味病原菌そのものかもしれません。状況を甘くみているつもりはありませんが自粛はしません。見に来てくれたお客さんは全員収納して幕をあけます。羽村という公演地のアクセス、パンデミック下でも芝居を観たいという希求度、いろんなフィルターを想定してそれが可能と判断しました。密になるから帰ってくださいという対応はとりません。外気をとりいれるためにサイドシートは紗幕に切りかえます。可能な限り対策を実行します。それでも100%ウィルスを防御できるわけではありません。これが水族館劇場にできること。それでも観たいと思っていただけるお客さま、お待ちしています。