闘病中の桃山からメッセージ!


2015 松尾工務店 川崎の現場屋上ⓒ武田克彦

全国の水族館劇場ファン、サポーターのみなさま。

「Naufrágio 出雲阿國航海記」たくさんの見物衆を集めて無事終了したときいております。最後のゴミ拾いまで終えて一件落着とかんがえているので、まだ安心するのは禁物ですが、とりあえず「乾杯!」ですね。もう酒はうけつけない身体になってしまいましたけれど。さて、手前味噌ですが水族館劇場の風物詩ともなっていた、香具師のような客入れ口上と役者紹介をはたせず申し訳なく感じていました。疲弊した姿をみせたくない思いもありましたし、なにより体力がもたなかった。楽屋脇の母屋のベッドで、たずねてくれる関係者のみなさまへのご挨拶も4日が限度でした。本番中に体力は尽き、二度目の緊急入院。ステント入れ替え施術をしてすぐに転院、抗癌剤投与へ。ようやく目処がつき、今月末には退院予定です。病状がいい方向に向かったわけではありません。所詮延命治療ですが、すこしでも長くこの世に生きて、新作を残したいと考えるのです。副作用で意識朦朧となる日もあり、確実に死が近づいているのは実感しています。せめて夏にかけて台本を書きながら穏やかな時間をすごしたいですね。公演期間中、限られた時間をすべて台本執筆にあてるため、連絡を遮断してしまい、ご迷惑をかけたかたがたも少なくないでしょう。予定は未定ですが、体調のいい日には面会も可能かもしれません。お詫びかたがた現状をお伝えし、希望を最後まですてない在りかたを模索してまいります。

水族館劇場 副司令官 桃山邑