天颷の鹿砦、着々と完成へ!


連日の雨。去年は風との戦いだった。シートも吹き飛び補修した。今回は雨。蒸し暑いと感じた瞬間肌寒い。これが野戰だ。城をつくり、城を壊す。台本がようやく動き始めた。じつは桃山は緊急入院していた。もう退院して万巻の資料に囲まれて物語を書き起こした。もはや待ったは許されない。時間との戦いだ。現場に副司令官はいない。機が到来したら、本人から説明があるはずだ。雨が頬を打つ。寒さが身体を包んでゆく。もはや涙か鼻水か判別つかない。とにかく台本を急がせなければ。今月末には美術軍団が舞台をつくりにやって来る。