さすらい姉妹「のざらし姫」いよいよラスト!

官民一体となった再開発によって追われゆく者たちの抵抗。生きる場所を確保するための、過酷な戦いを強いられた美竹公園にひとときの楽しい時間を、という思いで寒風のなか、さすらい姉妹は渋谷の路上にたちました。

寄せ場巡演三日目を無事終了した路上ユニットは、いよいよ千秋楽を迎えます。ラストステージは羽村宗禅寺境内、本堂前。14時開演。

さすらい姉妹は昨年もこのお寺で寄せ場巡演を打ち上げました。一日で一番あたたかい時間を狙っての幕開け。お天気にもよりますが舞台がハネたあと、見物衆のみなさまと野外で乾杯くらいはしたいと思います。

そして春には野戰攻城「出雲阿國.航海記」年末年始、奮戦した六名の役者陣に、体調温存のため休んでいた風兄宇内、石井理加をくわえ、さらに伊藤裕作、赫十牙、伊丹宗丞、千葉大二郎、西表カナタ、癸生川栄&鳩、二見彰らが合流を表明しました。さらに桃山の曲馬舘︀時代の師匠、翠羅臼が登場します。賑やかな舞台になります。どちらもお見逃しなきよう。

神出鬼没のさすらい姉妹、今日は渋谷・美竹公園!

アウトオブトリエンナーレとして3ヶ月におよぶ「盜賊たちのるなぱあく」を開催するなど、寄せ場のなかでも縁が深い活動をしてきた横浜寿町。例年のように手厚い態勢をしいて迎えてくれました。70名を超す観客は開演30分前から開場に集結。ほんとうに芝居を楽しみに待っていてくれた街のみなさんに感謝。さすらい姉妹も今シーズン一番の出来ともいえる舞台で、期待にこたえられたと思います。

さて「のざらし姫」寄せ場巡演も後半戦。今日は渋谷・美竹公園で14:00スタート。四条河原〜皇紀2600年奉祝芸能祭会場〜武漢と時代を超えて阿国一座が大暴れします。

さすらい姉妹、本日は横浜寿町!

2021年最後の日は新宿到着と同時に粉雪がはらはらと舞い降りてきました。こんななかで野営する、仕事を奪われたり、いろんな事情をかかえたりしている野宿者たちにひとときのあったかい気分を提供しようとさすらい姉妹は寄せ場を巡演いたします。噴水前広場は開演が迫ると同時に寒気につつまれましたが、数十名の見物衆も寒さに耐えて参集してくれました。本日は横浜寿町。昼の15時スタートですがご覧になりたいかたはどうぞあたたかいお召し物でいらしてください。

さすらい姉妹、本日より寄せ場巡演に出立!

eitoeikoでのテイクオフに成功したさすらい姉妹は稽古場も漂流。昨日から三ノ輪「あうん」で最後の調整に汗を流した。

演出の意図をうけ、台本も若干書き直された。今日は新宿中央公園。巨大な墓標にもみたてられる都庁の足下、新宿連絡会が野営する噴水前広場で巡演の幕をあける。

渋谷が完全フリーな入場ができないので都心でみられるのはこの日かぎり。天気晴朗なれども冷え込み厳し。しかし路上に廃棄されたかのような野宿者たちは毎日この寒さと生存を賭して闘っている。

路上芝居・さすらい姉妹はもともと山谷の日雇労働者たちとともに在らんと意思して展開されてきた。時代は移れども精神は露ほども錆びついていない。こころして来たれ。

のざらし姫、開幕!

今季のさすらい姉妹が神楽坂eitoeikoにて数十名の観客をあつめて開幕しました。

ふだんは芝居とは無縁なホワイトキューブ的展示場ですが、この日は熱気あふれる劇場に変身。どんな場所でも上演してしまう、さすらい姉妹の独壇場でした。物語は近世〜近過去〜現在を流浪する出雲阿國航海記。軸になる六名の役者が春まで待てじと大暴れしました。

ひきつづき役者徒党は寄せ場を漂流、羽村宗禅寺にて最終公演をおこないます。ぜひご参集を!

さすらい姉妹、愈々25日開幕!

好調の桃山台本を受けて、さすらい姉妹は連日猛稽古。過密スケジュールの合間を縫って、演出の毛利教授も合流しました。音楽の東野康弘、美術・音響の高野幸雄ら社中連も加わり、少数精鋭の役者陣とともに、ひと味違うさすらい姉妹をお見せします。初日の神楽坂eitoeikoは現在展示中の「水族館劇場の向こう側」の最終日に上演します。未定だった来年2日、渋谷美竹公園も時間が決定しました。ただし、場所がかなり狭く、過密状態を避けるために、越冬闘争当事者を優先したいと思います。どうしても渋谷で観たい方はご連絡ください。以下、最終決定情報です。
12月25㊏18:30 神楽坂◉eitoeiko
12月31㊎18:00 新宿◉中央公園噴水前
1月1㊏15:00 寿町◉寿公園
1月2㊐14:00 渋谷◉美竹公園
1月3㊊14:00 羽村◉宗禅寺境內

さすらい姉妹、今シーズンも発進!

さすらい姉妹、新作「のざらし姫」の全容がほぼ決定しました。スケジュールは以下の通りです。予定とされているところは最終決定の段階でもういちどお知らせします。用意万端、みなさまのご来場をお待ちしております。

12月25㊏18:30 神楽坂◉eitoeiko

12月31㊎18:00 新宿◉中央公園噴水前

1月1㊏15:00 寿町◉寿公園

1月2㊐時間未定 渋谷◉美竹公園(予定)

1月3㊊14:00 羽村◉宗禅寺境內

昨年に引き続き大晦日の山谷および正月の上野公演は断念しました。コロナ禍のもとで模索しながらの越冬です。大勢のひとが参集するのを避ける狙いもありますが、すでにつくられた空間へ赴くさすらい姉妹は現場(越年越冬闘争実行委員会)との信頼がなにより大事です。その関係の構築が難しい以上、ただ芝居をやれればいいということではありません。わたしたちは藝能の輩。喜ばれる場所でこそ良いものが発現できると考えます。その意味で、渋谷から二年ぶりに声がかかったのは嬉しいことでした。時間が決定しましたらウェブ上で発表します。そもそも、さすらい姉妹は女優二人のユニットでした。いつのまにか大所帯になってしまいましたが、このあたりで初心に帰るべく、今回は役者を少数精鋭でかためました。来春の野戰攻城へはずみをつける芝居にしようと折角稽古中です。ご期待ください。

モスラ大団円

ここ数年では最も多い観客をあつめた「モスラ」が大団円を迎えました。宗禅寺のかわいい双子の姉妹が出演可能ということから始まった今回のさすらい姉妹。タイトルの影響か、いつにもまして子供たちが客席に散見、ヤジをとばしながらの観劇でした。「モスラ」はこれにて封印。さすらい姉妹はすぐに新作「のざらし姫」の準備にとりかかります。感染パンデミックの影響で今年も寄せ場巡演はいくつか中止にせざるをえません。そんななかでもわれわれを迎え入れるために、どう公演が可能か寿町と新宿が動いてくれています。すくない公演回数になると思いますが、詳細は追って発表します。ぜひご覧になってください。

さすらい姉妹、三茶に登場!

昨年から引き続く感染症パンデミックのなか、太子堂・八幡神社では神輿こそとりやめたものの例大祭がとりおこなわれた。たくさんのひとびとがお祭りを楽しむなか、さすらい姉妹は恒例となった奉納芝居を上演、100名を大きく超える観客衆の喝采をあびた。先週すでに羽村・宗禅寺で幕を開けた「モスラ」の三茶ヴァージョン。タイトルに惹かれてか子供たちの姿も多かった。福島出身の音楽家、古関裕而のなつかしい「モスラの歌」が流れた戦後アメリカの支配下にあった日本の安保闘争、中東のロジャヴァ革命、香港の雨傘デモと民主化運動のうねりを物語に練り込みながら、母なる地球の存続という大きなテーマが浮上する涙と笑いの新作に投げ銭がとびかった。本日はさすらい姉妹、秋のミニツアーの千龝樂。午後七時開演!これを見逃したら末代の恥だよ、友人、愛人、ご親戚、こぞって楽しい見物にいらっしゃい。

さすらい姉妹「モスラ」開幕!


台風一過の快晴のなか、用意した客席を越え、お寺の本堂まで羅漢台にして今年のさすらい姉妹はスタートした。いつもの水族館劇場のファンを大きく上回る比率で地元のひとびとが多かったのは、やはり春の野戰攻城が驚きと親近感をもって羽村の地に受け入れられたことを示すものだろう。路上芝居ならではの解放感と笑いの連続に観客の反応も頗る良く、ますますもってお寺の望む「この地に文化の根を」定着させてゆく「法楽芝居」の必要性を強く感じた。この後さすらい姉妹はさらに舞台の精度をあげて、三軒茶屋に向かいます。従来の水族館ファン、八幡神社例大祭の人出でごった返すと思いますが入場制限はかけません。みなさま、お誘い合わせの上ご高覧ください。