近代資本主義システムの発展の果て、行きつくところまで来た人類の未来の暝い予兆が蔓延するなか、それでも声をかけてくれた臨済宗建長寺派、宗禅寺で2020→2021さすらい姉妹路上巡演の幕が閉じた。春の野戰攻城の公演地でもある。現ご住職の特別出演をふくめご近所の篤信者の皆さんや噂を聞きつけてあつまってくれた、さすらい姉妹&水族館劇場ファンが混在するなか、古代=近世=近過去を往還する壮大な構想の貴種流離譚の予告編といえる舞台が大団円をむかえた。
五月に宗禅寺駐車場に建立される特別野外舞台でお会いできることを願っている。しかし感染症拡大はおそらく歯止めがかからないだろう。ふたたび緊急事態宣言が告げられ、社会のコンセンサスも現況から大きく変わるかもしれない。準備は慎重に進めてゆく。劇中でも宣言したとおり、去年の春の二の舞いはしたくない。情報はまもなく開示するが前売りの発売などはお寺と慎重な協議を重ねてからにします。