告知が遅れました。13日、羽村 宗禅寺で毎月ひらかれている「土曜講座」に桃山が招かれました。正月の「さすらい姉妹」以来の登場ですが、おそらく地元では全く知られていないであろう不思議な河原者集団をすこしづつ浸透させてゆくために過去の映像を上映しながら1時間半にわたり熱弁をふるいました。聴衆からは活発な質問もとびかい、ささやかなプレイベントとして新天地に最初の鍬をいれた思いがします。パンデミックをひきうけながら毎日せいいっぱい生きている普通のひとびとの胸の奥に、それでも歌いたい歌がある、踊りたい舞いがあるという芝居者の思いはたしかに伝わったと思います。わたくしたちが野戰攻城を開始するまであと1ヶ月。お楽しみに!
2021野戰攻城発進!
野戰攻城が復活します。
昨年の@花󠄁園神社「乾船渠八號」全面中止で座礁したスペクタクル野外劇ですが、羽村・宗禅寺より、お寺の駐車場を提供して貰えることになりました。水族館劇場は感染症拡大下の世情をかんがみ、お寺と慎重に検討を重ねてきた結果、この春に野戰攻城をとりおこなう決定をくだしました。
昨年暮れに出版した『報告・凍りつく世界対峙する藝能の在り処』で菅孝行さんが明らかにしたように「自粛もしないが休業補償も求めない〈無頼の演劇〉は、市民社会に辺界を現出させる。(略)創り手が、人の命をコロナ禍で害する危険と天秤にかけながら、ギリギリのところ、それでも上演を必需と判断したら、そこには「自粛」も糞もない。大都会の真ん中に命の源泉となる糧を触発する〈辺界〉が構築できるかどうか、問われるのはそれだけである。」この情勢のなか〈無頼の演劇〉を立ち上げるのであれば、現代河原者としてどう世界と向き合うべきか。パンデミックを人類の傲慢への警告としてとらえ、危機をチャンスとしてとらえ、そう考えた役者徒党がいることを、すこしでもひとびとのこころに〈痕跡〉として残すことに全力を尽くします。
日程は以下のとおりですが、あくまで予定。情況が流動(危険な徴候を示す)すれば躊躇なく延期します。昨春の公演不能の二の舞いを踏まないためにも前売券は発売しません。これまでの慣例からすれば変則公演ですが、わたくしたちはそこに積極的な(つながり)を求めてこの形態をえらびました。お客さまのなかにも様々な世界観が混在していると思います。芝居は観たいと思う人と観せたいと思うこころがひとつになって成立するものです。よりよい判断のもと、ご自身の責任のうえご来場くださることを念じてやみません。
水族館劇場 2021野戰攻城
Naked アントロポセンの空舟
公演日程 2021年5月14(金)15(土)16(日)◉20(木)21(金)22(土)23(日)◉25(火)26(水)27(木)28(金)29(土)30(日)31(月)予定!
全公演 夜7時 開演
会場 臨済宗建長寺派 宗禅寺 第二駐車場 特設野外儛臺 虹の乾坤
木戸銭 4500 円 全席自由 前売券なし、期日指定なし!
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