流浪堂プレイベント 世界を何度でもとりもどすために

千代次 愚者の謝肉祭 

来たる4月3日より18日まで東急東横線・学芸大学の古本遊戯 流浪堂にて、この春の野戰攻城プレイベントが始まります。
今回は舞台を彩った音楽という視点から、さまざまなレコード、関連グッズの展示をおこないます。

題して、
世界を何度でもとりもどすために〜「Naked アントロポセンの空舟」プレイベント。

これまで桃山・秋浜が影響をうけてきた音楽について語っためずらしいリーフレット、流浪堂店主 二見彰との対談動画などコンテンツも盛りだくさん。客寄せで使用したレアな音源も聴けます。一部は展示即売あり。新作の情報も開示します。流浪堂へ急げ!

世界を何度でもとりもどすために
〜「Naked アントロポセンの空舟」プレイベント

2021年4月3日(土)〜18日(日)・木曜定休

古本遊戯 流浪堂
〒152-0004 東京都目黒区鷹番3丁目6-9 TEL03-3792-3082
東急東横線・学芸大学駅 西口より徒歩3分
Google map https://goo.gl/maps/bii7tyioLRKcpZ6D8

古本遊戯 流浪堂Facebookページ https://ja-jp.facebook.com/ruroudou/

宗禅寺「土曜講座」に桃山登壇

告知が遅れました。13日、羽村 宗禅寺で毎月ひらかれている「土曜講座」に桃山が招かれました。正月の「さすらい姉妹」以来の登場ですが、おそらく地元では全く知られていないであろう不思議な河原者集団をすこしづつ浸透させてゆくために過去の映像を上映しながら1時間半にわたり熱弁をふるいました。聴衆からは活発な質問もとびかい、ささやかなプレイベントとして新天地に最初の鍬をいれた思いがします。パンデミックをひきうけながら毎日せいいっぱい生きている普通のひとびとの胸の奥に、それでも歌いたい歌がある、踊りたい舞いがあるという芝居者の思いはたしかに伝わったと思います。わたくしたちが野戰攻城を開始するまであと1ヶ月。お楽しみに!

2021野戰攻城発進!

写真 小柴一良

野戰攻城が復活します。

昨年の@花󠄁園神社「乾船渠八號」全面中止で座礁したスペクタクル野外劇ですが、羽村・宗禅寺より、お寺の駐車場を提供して貰えることになりました。水族館劇場は感染症拡大下の世情をかんがみ、お寺と慎重に検討を重ねてきた結果、この春に野戰攻城をとりおこなう決定をくだしました。

昨年暮れに出版した『報告・凍りつく世界対峙する藝能の在り処』で菅孝行さんが明らかにしたように「自粛もしないが休業補償も求めない〈無頼の演劇〉は、市民社会に辺界を現出させる。(略)創り手が、人の命をコロナ禍で害する危険と天秤にかけながら、ギリギリのところ、それでも上演を必需と判断したら、そこには「自粛」も糞もない。大都会の真ん中に命の源泉となる糧を触発する〈辺界〉が構築できるかどうか、問われるのはそれだけである。」この情勢のなか〈無頼の演劇〉を立ち上げるのであれば、現代河原者としてどう世界と向き合うべきか。パンデミックを人類の傲慢への警告としてとらえ、危機をチャンスとしてとらえ、そう考えた役者徒党がいることを、すこしでもひとびとのこころに〈痕跡〉として残すことに全力を尽くします。

日程は以下のとおりですが、あくまで予定。情況が流動(危険な徴候を示す)すれば躊躇なく延期します。昨春の公演不能の二の舞いを踏まないためにも前売券は発売しません。これまでの慣例からすれば変則公演ですが、わたくしたちはそこに積極的な(つながり)を求めてこの形態をえらびました。お客さまのなかにも様々な世界観が混在していると思います。芝居は観たいと思う人と観せたいと思うこころがひとつになって成立するものです。よりよい判断のもと、ご自身の責任のうえご来場くださることを念じてやみません。


水族館劇場 2021野戰攻城

Naked アントロポセンの空舟

公演日程 2021年5月14(金)15(土)16(日)◉20(木)21(金)22(土)23(日)◉25(火)26(水)27(木)28(金)29(土)30(日)31(月)予定!
全公演 夜7時 開演

会場 臨済宗建長寺派 宗禅寺 第二駐車場 特設野外儛臺 虹の乾坤

木戸銭 4500 円 全席自由 前売券なし、期日指定なし!

詳しくはこちらのページをご覧ください。

さすらい姉妹 宗禅寺にて大団円!

近代資本主義システムの発展の果て、行きつくところまで来た人類の未来の暝い予兆が蔓延するなか、それでも声をかけてくれた臨済宗建長寺派、宗禅寺で2020→2021さすらい姉妹路上巡演の幕が閉じた。春の野戰攻城の公演地でもある。現ご住職の特別出演をふくめご近所の篤信者の皆さんや噂を聞きつけてあつまってくれた、さすらい姉妹&水族館劇場ファンが混在するなか、古代=近世=近過去を往還する壮大な構想の貴種流離譚の予告編といえる舞台が大団円をむかえた。

五月に宗禅寺駐車場に建立される特別野外舞台でお会いできることを願っている。しかし感染症拡大はおそらく歯止めがかからないだろう。ふたたび緊急事態宣言が告げられ、社会のコンセンサスも現況から大きく変わるかもしれない。準備は慎重に進めてゆく。劇中でも宣言したとおり、去年の春の二の舞いはしたくない。情報はまもなく開示するが前売りの発売などはお寺と慎重な協議を重ねてからにします。

さすらい姉妹 寿町越冬闘争へ!

この二十年、横浜寿町公演は台詞をきちんと届かせたいという作者の希望から寄場巡演のなかで唯一屋内で芝居してまいりました。今年は感染症拡大をできるかぎり予防するという観点が実行委員会の軸としてあり、2002年の忠治旅日記以来になる寿公園での野外芝居とあいなりました。

残念ながら公演自体は中止になりましたが、渋谷の美竹公演で越冬をたたかっているかたや寿町のほかの団体のかたからも励ましや身に余るカンパをたくさんいただきました。

ひとの情けを噛みしめながら変則路上芝居は明日三日、羽村宗禅寺公演で大団円を迎えます。午後2時開演。あたたかくして楽しいひとときを!

さすらい姉妹 新宿より反撃開始!

感染パンデミックの渦中にもかかわらず、新宿連絡会の粋なはからいで時間を繰り延べ山谷公演の代替となった新宿中央公園でさすらい姉妹の幕が切って落とされました。夜遅い開演時間とともに、年々追い込まれてゆく路上生活者の現状を反映してか、集まる者も減っていったここ何年かの新宿でしたが、今年は大勢の観客が集結。本番直前に音響機器がバーストするというアクシデントに見舞われましたが知恵と勇気で復旧。なんとか芝居を乗り切りました。

年あけて正月元旦の本日はいよいよ横浜寿町。さまがわりしてゆく都市の様相とたたかいながら必死に生きている街へ一年ぶりの帰還です。いつもの生活館ではなく寿公園で午後4時開演。おたのしみに!

さすらい姉妹 みあげてごらん夜の星を 発進!

本年度路上巡演の日程が最終決定しました。以下に詳細を発表します。
12月31日 新宿中央公園ナイアガラの滝前広場 午後6時開演
1月1日  横浜寿町公園 午後4時開演
1月3日  臨済宗建長寺派 宗禅寺境内 午後2時開演 青梅線羽村駅下車徒歩12分

来春の野戰攻城へとつながる新作書き下ろし。古代王権をめぐり時空を転生しながら繰り返される復讐奇譚。日替わりゲスト多数。4月の花園と同じように主催がわからの強い中止要請で山谷、渋谷、上野は公演不能になりました。感染防止には細心の配慮をしますが自粛はわれわれの存在の死と考えますのでするつもりはありません。こんな情勢下だからこそ藝能の力を信じたいと願うのです。見に来られるかたも対策をしっかり準備して楽しい坐を建立しましょう。

さすらい姉妹 今年も歌って踊ります!

恒例の寄場巡演の季節がやって参りました。感染症拡大の影響下、各現場の方針に差違があるためかなり変則の日程になりました。とりあえず現時点で確定しているお知らせを報告します。

31日の山谷公演は中止決定。かわりに同日、新宿での越冬に参加。
お正月の上野公演、渋谷公園も中止。寿町公演は予定していますが、場所時間など未定。
31日・新宿西口中央公園ナイアガラの滝前広場・午後6時開演 決定
1月3日・臨済宗建長寺派宗禅寺(青梅線・羽村駅下車徒歩12分)午後2時開演 決定

すべての情報は秋の奉納芝居と同様、直前の28日に公式ホームページ、SNSにて発表します。感染者増大の傾向がこのまま続く可能性もあります。ウェブ上でのさすらい姉妹情報をお見逃しなく。