5/28(日)特別イベント 伊藤裕作『寺山修司 母の歌、斧の歌、そして父の歌 鑑賞の試み』出版記念シンポジウム

あの世から寺山修司降り出て
まどう我らに謎々出した
いまは故き父への墓標われより低し
その意味問わば世界は滅ぶ

「新漂流都市」に出演する伊藤裕作が、今年没後40年の寺山修司の短歌を読み解く編著『寺山修司 母の歌、斧の歌、そして父の歌 鑑賞の試み』を上梓。それを記念してシンポジウムを開催します。
宗禅寺客殿で芝居上演日の5月28日(日)午後3時開演。入場料1800円で上記新刊本をプレゼント。出演は伊藤のほかに同著に寄稿した、芸濃町の獅子舞を撮影した映画監督・青池憲司とさすらい姉妹「海を越える蝶」でゲスト出演した流山児★事務所の流山児祥。観劇前にぜひお越しください。

今年も開催!クラウンパレード!

昨年の野戰攻城で大好評を博したクラウンパレードが「クラウンパレード in 羽村」と題して今年も特設野外儛臺で開催決定!夜の芝居とあわせてぜひお越しください。
また、毎月1回開催されている宗禅寺の土曜講座では昭島市に避難しているウクライナの方々の声を聞く機会がありますのでこちらもあわせてご参加ください。5月13日(土)の13時から15時頃までです(詳しくはhttps://www.hamura-souzenji.com/doyoukouza)。
クラウンパレードプロジェクト代表の大島幹雄さんからのメッセージをお読みください。

昨年に引き続き、水族館劇場の特設舞台をつかって「クラウンパレード in 羽村」の公演を行います。コロナ感染も少し落ち着き、各地でフェスティバルやイベントがまた行われるようになりましたが、今年もウクライナのコメディアーダを支援しようと、たくさんのクラウン、そしてミュージシャンの皆さんが、手弁当で羽村に駆けつけてくれることになりました。今回はウクライナから避難してきた皆さんにも声をかけ、みていただこうと思っています。ぜひ羽村の水族館劇場まで足を伸ばし、笑い声を、ウクライナに向けて送り届けてください。公演情報は下記の通りです。たくさんの皆さんのご来場をお待ちしています。

クラウンパレード in 羽村
日時    5月21日(日)午後1時開演
出演者 三雲いおり・ななな・ジンタらムータ・ふくろこうじ・メランコリー鈴木・香山ひま     
    わり・サクノキ・ウェルカム星矢・クラウンしょぼん
主催 クラウンパレードプロジェクト
協力 宗禅寺・水族館劇場・ラ・ストラーダ
会場 宗禅寺 第二駐車場  水族館劇場特設野外儛臺
   〒205-0021 東京都羽村市川崎2丁目4-33 JR羽村駅西口 徒歩12分
宗禅寺 http://www.hamura-souzenji.com
入場料 2000円(全席自由・当日精算) 小中学生 1000円 未就学児 無料
入場券申し込み  clownparadeticket@gmail.com
入場券お申込みの際には、①お名前(ふりがな)②枚数③ご連絡先のお電話番号を、お願いします。
問い合わせ クラウンパレードプロジェクト代表 大島幹雄
      IZJ00257@nifty.com 
      090-2207-8185

https://clownparade.wixsite.com/2022

チラシ完成!美術進行中!

満を持して近藤ちはるデザインのチラシが完成、羽村市近隣をはじめ現在各所にて配付中!もちろん羽村宗禅寺で絶賛建て込み中の特設野外儛臺で手に入れることもできます。今回も様々な意匠をちりばめ、桃山邑に捧げられたポップかつダークなフライヤーをぜひお手元に!

初日まであと2週間。今回はじめて全面的に美術の指揮をとる津田三朗のもと舞台美術が徐々に姿をあらわしてきた。いままで桃山が描いてきた美術スケッチを、水族館劇場旗揚げからの盟友の津田が引き継ぎ、まぼろしの水上生活者の街を現出させる。乞うご期待!

渋さ知らズ稽古参画!

初日までひと月を切った。建て込みも稽古も日々進行するなか、今回の音楽を担当する渋さ知らズの不破大輔と玉井夕海が来訪、テーマ曲の歌唱指導をおこなった。不破は作演出の翠羅臼の盟友。翠たっての希望で、さすらい姉妹「陸奥の運玉義留」(2019)を辺野古で上演した沖縄幻視行いらいのタッグを組む。

水族館劇場の場所に合った音を作っていきたい、役者の言葉でセリフをいうように歌ってほしいと語る不破。役者ひとりひとりにブレスの位置、アクセントの入れ方、どこまで語尾を伸ばすかなど身振りを交えて繊細かつ大胆に稽古をつけていく夕海。翠羅臼の言葉を歌として届けるために、特訓は稽古時間を延長して続いた。

渋さ知らズは5月27日(土)に宗禅寺の本堂でライブを開催!総勢13名ものクルーで伽藍を揺さぶる。開演は午後3時。料金は3000円。ライブ後はテントで芝居もご覧ください!詳しい情報は追って公開!

稽古開始!坐禅会決定!

雨、風、寒暖差、槍が降っても続けねばならぬ建て込みはついに最高位置に到達!すでに3枚目の天蓋が張られたところで危険きわまりない上部作業もいよいよ折り返しに差し掛かる。ここからは高さこそ低くなるものの油断大敵。昨年よりも足場をくまなく敷き詰めつつ、上棟へむけて徐々に組み上げていく。

そして作・演出の翠羅臼が伊東から合流。全国各地から役者が集って、お寺の本堂をお借りしての「新漂流都市」連日稽古がはじまった。19年のさすらい姉妹沖縄公演「陸奥の運玉義留」以来、本公演でははじめてとなる翠演出によって藝能の本体へと近づくことができるか。

閑話休題。先日は毎週金曜日に開催されている健康体操の方々と野外儛臺のまわりの草むしりを共にした。流浪の役者徒党をあたたかく受け入れてくれている日々の感謝とともに、ささやかな交流の場となった。
いち早く決まった特別イベントのお知らせ!今年も宗禅寺のご好意により定期的に行われている坐禅会を芝居上演日にあわせて開催することが決定。参加希望者は午後4時30分からの観劇整理券配付ののち、野外儛臺のとなりにある宗禅寺本堂までおこしください。無料です。坐禅会は午後5時00分から6時00分です。

2023野戰攻城開始!

桜吹き寄せる羽村の地で3年目の野戰攻城がスタートを切った。全国から駆けつけてくれる強力なサポーターたちに助けられ、この地に住む方々に見守られながら昨年とは同じではない砦を築いていく。水族館劇場の芝居とおなじ、ひとつとして予定調和はなく事態は常に流動的。これも芝居とわれわれが呼んできた所以だ。

副司令官だった桃山邑のいないはじめての建て込み。だがきわめて順調!すでにひとつめの天蓋がかけられた。この地での初年度の「アントロポセンの空舟」では突風にあおられ巨大な天幕が吹き飛ばされそうになったのもいまは思い出のひとつ。棟梁秋浜立の指揮のもと細心の安全策をとりながら徐々にその威容を天空に近づける。

今回の芝居、翠羅臼が作演出を担う「新漂流都市」は軍艦島から幕をあける。建て込みを続けているとこの巨大な城砦がひとつの漂う島にも思えてくる。そこに不破大輔の音楽と津田三朗の美術が揺さぶりをかける!なつかしくもあたらしい、水族館劇場が満を持して繰り広げる夢幻劇「新漂流都市」をどうぞお楽しみに!5月17日開幕!

新漂流都市の全貌決定!

新漂流都市

桃山邑に捧ぐ
作・演出 翠羅臼 音楽 不破大輔

1990年、翠羅臼が水族館劇場に向けて書き下ろした「漂流都市」が新装版となって33年の時を経て甦る。忘却と捏造に抗うサスペンススペクタクル巨編!乞うご期待!

序章 水で書かれた手紙

一章 海とオルガン

二章 何が彼女をそうさせたか

三章 流砂に沈む魂

終章 時の箱舟

5/17㊌18㊍19㊎20㊏21㊐ 26㊎27㊏28㊐29㊊  6月2㊎3㊏4㊐5㊊6㊋

臨済宗建長寺派 宗禅寺 第二駐車場 特設野外儛臺
全公演 夜6時半 開演 木戸銭 4000円 当日券のみ 全席自由

特別イベント決定!
クラウンパレード in 羽村 
5月21日(日)午後1時開演 入場料2000円 特設野外儛臺
映像制作集団空族 映画上映会『典座-TENZO-』 
5月22日(月)午後7時開演(本編59分) 入場料投げ銭 上映後相澤虎之助トークイベントあり 特設野外儛臺
渋さ知らズライブ 
5月27日(土)午後3時開演 料金3000円 宗禅寺本堂
シンポジウム『「寺山修司 母の歌、斧の歌そして父の歌」(人間社・刊)をめぐって(伊藤裕作編著)』 5月28日(日)午後3時開演 入場料1800 円(上記新刊本プレゼントします) 主催伊藤裕作 宗禅寺客殿 

詳しくはこちらでご確認ください→https://suizokukangekijou.com/next/

2023野戰攻城公演日決定!

2023野戰攻城 桃山邑に捧ぐ
翠羅臼 作演出 新漂流都市 
公演日決定しました!

5月17㊌18㊍19㊎20㊏21㊐ 26㊎27㊏28㊐29日㊊
6月2㊎3㊏4㊐5㊊6㊋の全14公演です。場所は羽村宗禅寺にて。

前回より30分早い、全公演18時30分開演。恒例の外での顔見卋芝居はなく、劇場内から幕を開けます。軍艦島から届けられた水で書かれた物語が、四半世紀の時を超え羽村の地に甦る!芝居に加え今年も様々なイベントを企画中。詳しい情報は追って公開いたします。

骨納め、お別れ会

桃山邑が亡くなって早三か月がたちました。
桃山は、2000年代初頭からの10年間、毎年の興行にお寺内敷地をほぼ全面的に貸してくださり、水族館劇場のスペクタクルへの道を開いて下さった駒込大願音光源寺様と、三年前に興行場所を失い彷徨っていた水族館劇場に救いの手を差し伸べて下さった羽村宗禅寺様の両永代供養塔に分骨して収まりたいとのぞんでいました。
1月15、16日、宗禅寺光源寺において旗揚げから亡くなるまでの水族館劇場の35年間を、陰に日向に深く濃く支えて下さった方々と共に、納骨式お別れ会を開かせていただきました。
光源寺、宗禅寺のご住職には最後までよくしていただき、皆様に温かいお気持ちをたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。
水族館劇場は胸の中に生きる桃山と共に、次に向かいます。

「むすんでひらいて」大団円!!

冠雪した富士を遠方に望めるほどの晴天に恵まれ、羽村宗禅寺に流れ着いたさすらい姉妹「むすんでひらいて」は、無事に全日程を終えることができました。4度目のこの地での路上芝居。いつもあたたかく迎えてくれる地域の方々をはじめ、各地から水族館ファン&スタッフが駆けつけ役者も奮起。終演後のささやかな打ち上げで今春の野営への狼煙をあげることができました。
息衝く間もなく水族館劇場は野戰攻城の支度にとりかかります。すでに昨年来、作演出を担う翠羅臼、舞台美術の津田三朗との協闘により徐々にその全貌が固まりつつあります。詳細は近日発表!昨年同様に様々なイベントを企画しています。
新たな船出ともいえる水族館劇場2023野戰攻城「新漂流都市」を、期待を込めてお待ちください!