雨、風、寒暖差、槍が降っても続けねばならぬ建て込みはついに最高位置に到達!すでに3枚目の天蓋が張られたところで危険きわまりない上部作業もいよいよ折り返しに差し掛かる。ここからは高さこそ低くなるものの油断大敵。昨年よりも足場をくまなく敷き詰めつつ、上棟へむけて徐々に組み上げていく。
そして作・演出の翠羅臼が伊東から合流。全国各地から役者が集って、お寺の本堂をお借りしての「新漂流都市」連日稽古がはじまった。19年のさすらい姉妹沖縄公演「陸奥の運玉義留」以来、本公演でははじめてとなる翠演出によって藝能の本体へと近づくことができるか。
閑話休題。先日は毎週金曜日に開催されている健康体操の方々と野外儛臺のまわりの草むしりを共にした。流浪の役者徒党をあたたかく受け入れてくれている日々の感謝とともに、ささやかな交流の場となった。
いち早く決まった特別イベントのお知らせ!今年も宗禅寺のご好意により定期的に行われている坐禅会を芝居上演日にあわせて開催することが決定。参加希望者は午後4時30分からの観劇整理券配付ののち、野外儛臺のとなりにある宗禅寺本堂までおこしください。無料です。坐禅会は午後5時00分から6時00分です。